こんにちは、株式会社リフォーメスト新居浜・西条統括店の野口です。
リフォームのご相談を受けていると、最初から「お風呂を新しくしたい」「キッチンを変えたい」「トイレと内装をしたい」と、ある程度やりたいことを明確に決めてから来られる方もいらっしゃいます。
そういった方は、事前にいろいろな情報を集めたり、周りの方の意見を聞いたりしながら、ご自分なりのイメージを持って相談に来られることも多いです。
一方で、
「今の家の状態で困っているんだけど、どう解決したらいいのか分からない」
というご相談も、たくさんあります。
例えば、
「収納が少なくて、物があふれて整理できない」
「キッチンの使い勝手が悪くて、毎日の家事がちょっと苦痛」
「玄関がいつも散らかっていて、片付けができない」
「家の中が寒いけれど、どこをどうリフォームしたらいいのか分からない」
など。
こうした問題は、ご家庭によって本当にさまざまです。
だからこそ、私たちが最初にお聞きしたいのは、「何をリフォームしたいですか?」だけではなく、「今、何に困っていますか?」ということなんです。
まずは、今抱えている問題を書き出してみてください
「何をしたらいいのか分からない」という方には、相談に来られる前に、今のお住まいで困っていることをできる限り書き出してみることをおすすめしています。
例えば、
・収納が足りない
・物が片付かない
・掃除が大変
・キッチンが使いにくい
・玄関が狭い、散らかる
・寒い、暑い
・段差が気になる
・設備が古くなってきた
・家事の動線が悪い
・雨漏りが心配
など、思いつくことをどんな小さなことでも構いません。
一見すると「これはリフォームとは関係ないかな?」と思うようなことでも大丈夫です。
問題点をできる限り書き出していただけると、私たちもその一つひとつを見ながら考えることができます。
そして、問題をたくさん把握できているほど、解決方法の幅も広がってきます。
「この商品を入れる」という一つの答えだけではなく、「別の方法ならもっと簡単に解決できるかもしれない」というところまで考えられるからです。
一度、ご家族でも話し合ってみてください
もう一つ、リフォーム相談の前におすすめしたいことがあります。
それは、ご家族で一度、住まいの問題について話し合ってみることです。
というのも、同じ家に住んでいても、家族それぞれで「困っていること」の捉え方が違うことがよくあります。
例えば、ご主人は「収納が足りない」と思っている。
でも奥様は「収納の問題というより、動線が悪いのが原因」と考えている。
お子様は「そもそも今の部屋の使い方が嫌だ」と思っている。
こういうことは、実際のリフォーム相談でも珍しくありません。
ご家族で一緒に相談に来られて、話をしているうちに、
「え?そこが一番困っていたの?」
「私はこっちのほうが気になる」
と、ご家族の間で意見が分かれることもあります。
これは悪いことではありません。
むしろ、リフォームを考えるうえでは、とても大切なことだと思います。
それぞれが感じている問題を一度出してみることで、「家族みんなが困っていること」と「それぞれが個人的に困っていること」が見えてきます。
困っていることが分かったら、次は「優先順位」です
問題点をリストアップできたら、次に考えたいのが優先順位です。
ポイントになるのは、
「緊急性」と「重要度」
です。
もちろん、「全部直したい」という気持ちはよく分かります。
ただ、すべての要望を一度にかなえようとすると、予算や工期が現実的ではなくなってしまう場合もあります。
一気にすべてリフォームするというのも、一つの考え方です。
一方で、今すぐ必要なものから順番にリフォームしていくという方法もあります。
どちらが正解ということではありません。
そのご家庭の状況や予算、これからの暮らし方によって考えていけばいいと思います。
「全部リフォームする」ことが正解とは限りません
ここで、少し大事なことがあります。
住まいの問題は、ライフスタイルの変化によって変わっていくということです。
例えば、小さなお子様がいるご家庭と、お子様が独立されたご家庭では、必要な住まいの形は当然変わってきます。
年齢を重ねれば、段差や動線、トイレや寝室の位置などが気になってくることもあります。
ですから、将来を見越してリフォームすることも良い考えですが、今のライフスタイルに合わせて必要なところをリフォームすることで、無駄なく快適な生活を実現するという考え方もあります。
「将来こうなるかもしれないから」と、まだ必要のないものまで先に作ってしまう必要はありません。
その時、その時の暮らしに合わせて考えていけばいいと思います。
「収納を増やしたい」から始まった相談でも、答えは増築とは限りません
例えば、こんな相談があったとします。
「収納が足りないので、増築したいんです」
もちろん、増築も解決方法の一つです。
ただ、もし最初から「増築する」という前提だけで考えてしまうと、増築をする方向でしか問題を考えられなくなってしまいます。
実際にお話を聞いていくと、
「収納が足りない」のではなく、生活動線がうまくいっていないことが原因だったりします。
あるいは、本来収納スペースとして使える場所に、長い間使っていないものがたくさん収納されていたりすることもあります。
そうやって一つひとつ問題を紐解いていくと、
「そもそもリフォームする必要があるのかな?」
というところに行き着くことだってあります。
もちろん、実際に収納スペースが足りなくて、増築が適しているケースもあります。
ただ、増築となると、当然ながら大きな予算と工事期間が必要になります。
完成している建物に新しく部屋をつなげるわけですから、接続部分の防水や、採光、外観など、増築したことで新たに考えなければならないことも出てきます。
単純に部屋を増やせば問題が解決する、というわけではないんです。
だからこそ、最初に「なぜ収納が足りないのか?」というところまで掘り下げて考えることが大切です。
解決方法は、一つとは限りません
収納の問題であれば、
不要なものを処分するだけで解決するかもしれません。
使っていない部屋を収納スペースとして活用できるかもしれません。
収納家具の配置を変えるだけで、使いやすくなるかもしれません。
あるいは、生活動線を少し改善する程度のリフォームで解決できるかもしれません。
もちろん、大きなリフォームが必要な場合もあります。
大切なのは、最初から「これをしなければ解決しない」と決めつけないことです。
困っていることは同じでも、解決方法はいくつもある。
そう考えて相談していただけると、私たちもいろいろな方向から考えることができます。
これからの暮らし方も一緒に考えます
ライフスタイルは、年々変わっていきます。
小さなお子様がいるご家庭。
お子様が成長して、独立されたご家庭。
ご家族の中にご高齢の方がいらっしゃるご家庭。
仕事のスタイルが変わったり、家で過ごす時間が増えたりすることもあります。
実際、新築時から将来のことをかなり考えて家を計画されている方もいらっしゃいます。
例えば、お子様が増えたときに部屋を分けられるよう、子ども部屋に入口を2つ設けている家。
老後のことを考えて、寝室の収納の下に将来トイレを設置できるよう、あらかじめ配管を準備している家。
「そこまで考えていたんですか!」と、こちらが驚くような、先見の明がある方もいらっしゃいます。
ただ、もちろん皆さんがそこまで先のことを考えて家をつくっているわけではありません(笑)。
それでいいと思います。
その時、その時の暮らしに合わせて、必要になったときに考えていけばいいんです。
私たちは、その時のお客様のライフスタイルや住まいの状況をお聞きしながら、その時に必要なことをご提案していきます。
リフォームは「商品を選ぶこと」から始めなくても大丈夫です
リフォーム相談というと、
「まずは商品を調べないといけない」
「メーカーや設備を決めてから相談するもの」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、すでに「この商品にしたい」という希望があれば、それをお聞かせください。
ただ、まだ何も決まっていなくても大丈夫です。
むしろ、
「何に困っているのか」
「今の暮らしで不便なことは何なのか」
「家族はどう感じているのか」
「何を優先したいのか」
「予算はどのくらいで考えているのか」
「これからどんな暮らしをしていきたいのか」
こういったことをお話しいただくところから、リフォームは始まると思っています。
問題点が分かれば、解決方法を考えることができます。
そして、解決方法が一つとは限りません。
大きなリフォームが必要な場合もあれば、ちょっとした工夫や小さなリフォームで解決できる場合もあります。
だからこそ、「これをやりたい」という答えを決めてから相談するのではなく、「こういうことで困っています」と話していただくことが大切なんです。
「まだ具体的に何をしたらいいのか分からない」
「家族の意見もまとまっていない」
「リフォームするべきなのかどうかも分からない」
そんな状態でも大丈夫です。
今のお住まいで困っていることを、まずはできるだけたくさん聞かせてください。
その中から優先順位を整理して、今必要なこと、これから考えていけばいいことを一緒に考えていきましょう。
リフォームは、住まいを新しくすることだけが目的ではありません。
今の暮らしの中で困っていることを見つけて、これからの生活を少しでも快適にすること。
そのために、私たちは一緒に考えていきたいと思っています。
まだ具体的に決まっていない方も、何から話せばいいのか分からない方も、安心してご相談ください。